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上野 マニフェストを書きましたよ。」
  
流山 「・・・ヤブから棒にあなた。何を言い出すかと思えば。」
  
上野 「倒置法っぽいツっこみをしないでくださいよ。
  とにかく、書いたんですよ。」
  
流山 「だがしかし。はて?」
  
上野 「日本語がガチガチになってますよ。しっかりして。しっかり。」
  
流山 「なんていうか、悩みのタネの側の人に励まされましたよ。
じゃあがんばりますよ。」

  
上野 「そのイキですよ!さあ、ドンとツっこめ!」
  
流山 「よっしゃツっこむぞ。
  まずな、貴様の言っていることの意味がわからんのだ。」

  
上野 「どこがわからないんですか。聞いてその通りですよ。
  マニフェストを書いたんです。」
  
流山 「・・・やっぱりわからん。とにかく書いたんだな。読んでみろや。」
  
上野 「ほんじゃ、サワリの解説部分を読みますね。
”マニフェスト”。
それは、これから起こることが既に書かれている
不思議な愛の政策公約である。
これを手にした政党は、マニフェストに書かれている通りに
行動しなければならない・・・。
 だそうです。」
  
流山 「・・・何かおかしいぞ。。。   あっ!ちょっと待てや!
  お前が読んでるのはほとんど未来日記”のあらすじじゃねえか!」

(参考)
”未来日記”。
それは、これから起こることが既に書かれている
不思議な愛の日記である。
これを手にした者は、日記に書かれている通りに
行動しなければならない・・・。
上野 「フハハハハハハハばれたか。」
  
流山 「悪役みたいな笑い方すんなよ!」
  
上野 「でもさ、僕が思うにさ、未来日記マニフェストも、
  ほぼおんなじなんですよ。たくさんの共通点があるんですよ。」
  
流山 「ほほう。その共通点とやらの説明をして頂こうか。」
  
上野 未来日記は何だかんだ言って、
  ちょっとぐらいアクシデントが起きたとしても、
 結局は放送作家のシナリオ通りにコトが進むじゃないですか。」
  
流山 「ふむふむ。」
  
上野 マニフェストもさ、国民の投票意識が
  ちょっとくらいは変わるかもしれないけど、
  結局は政界の黒幕の書いたシナリオ通りに選挙が終わるんですよ。」
  
流山 「・・・・・・そうかな?」
  
上野 「えー、共通点その1
  未来日記もマニフェストも、どちらも茶番でございます。
  
流山 「おーい山田君、上野くんにガソリンかけてやってくれ。」
  
上野 「凶悪な円楽さんだなあ。
  僕のルサンチマニズムがあなたには伝わりませんか?」
  
流山 「お前は日本の民主主義をバカにしてるのかよ!
  落合信彦の読み過ぎだよ!」

  
上野 「そうかなあ。」
  
流山 「党公約によって政権を争うのは国民にとっても納得の行く方式で、
  大きな進歩だと思うんだよ俺は。
  それをあんなドラマと一緒にして茶番扱いするんじゃねえよ。」

  
上野 「いやいやいやいや。あなたはまだ認識が甘いですよ。
  他にも共通点はあるんですよ。」
  
流山 「ほほう。それも説明して頂こうじゃないの。」
  
上野 「僕の拾ったマニフェストの続きを読めば、よくわかります。」
  
流山 「だったら早く読んでみろや!」
  
上野 「ええと。。。
但し、
マニフェストに書かれているのは
大まかなビジョンと調子の良い楽観論だけ。
その間の政策は全てアドリブである
  
 
(参考)
但し、日記に書かれているのは
最初のシーンと最後のシーンだけ。
その間のセリフは全てアドリブである。
流山 「・・・・・・。」
  
上野 「もうおわかりですね。
 共通点その2
  未来日記もマニフェストも、
  どちらも行き当たりバッタリでございます。

  
流山 「おーい山田君、上野くんを導火線で縛っといてくれ。」
  
上野 「待って下さいよ円楽さん。
  どうせ選挙戦での公約なんて、破綻するに決まってますよ。
  今後の国会が対立野党による
  マニフェストの揚げ足ばかりで収束することは
  目に見えているのですよ。」
  
流山 「決めつけるなよ!
  行き当たりばったりなのかどうかを見極めるのが
  オレタチ国民様の仕事じゃねえか!」

  
上野 「優等生発言だなあ。中学時代に嫌われてたでしょ。」
  
流山 「むかつく!」
  
上野 「でもね、マニフェスト未来日記も、
  どちらも大衆に夢を観させるだけの、
  単なるイメージ戦略の偶像に過ぎないんですよ。きっと。」
  
流山 「うまくまとまりそうな発言だけど、
 何か言いくるめられている気がするよ。」

  
上野 「それでは最後の共通点を貴方に教えてあげましょう。」
  
流山 「ちくしょう聞いてやるよ。そのココロは?」
  
上野 共通点その3
  マニフェストも未来日記も、どちらも僕には全く関係ありません

  どうだ!俺、ウマい!」
流山 「おーい山田君、上野くんに火を放ってくれ。」
  
上野 「ひどいなウマヅラハギさん。話はちゃんと最後まで聞いて下さいよ。」
  
流山 「ぜんぜん上手くないし、そんなもんは共通点じゃねえんだよ!
  納得の行く説明が出来るんだったらしてみろよ!」

  
上野 「だからね、実を言いますと、
  僕ってば選挙なんか行ったこともありませんし、
  今後も行く気はありません。
  同じように、未来日記なんて観たこともないですし、
  今後一生関わることはないと思うのです。
  ・・・ね?そっくりでしょ?」
  
流山 「観たことねーのかよ!」
  
上野 「ありませんとも!」
  
流山 「くわあ!なんだかすっげえむかつく!
  お前の未来日記を、今日のページで最終回にしたろっか!
  それが俺様の公約じゃい!」

  
上野 「お!ウマいね兄さん!ザブトン一枚!」
  
流山 「やったーザブトンだーい!」
  
上野 「わーい」
  
流山 「わーい」
  

(2003/11/25)

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