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番 外 編

ROAD to FRANCE
〜アメリカ横断お笑いウルトラクイズ漂流記〜


第13章  第1チェックポイント 結果発表




フライング・ハイ。

眼下に奇麗な雲海が広がる。
遠くに熱帯低気圧も見える。
温帯低気圧とは違って、
前線系を伴わないことが特徴だ。


そして、
エルニーニョ監視海域の海面水温は、
春はこのまま30年平均値からの偏差に近い値が続き、
夏から9月にかけてこの値より
やや高い状態で推移する可能性が大きい、と聞く。



エルニーニョ現象となるかどうかについては、
今後の推移を注意深く監視する必要がある。



気象予報官になったフリをして
緊張を誤魔化してみたが、
ドキドキがもうどうにも止まらない。




それもこれも、
あの地獄機長・和泉野由の所為だ。



第1チェックポイント
機内5問ペーパークイズ
結果発表


得票総数順勝ち抜け
53人→40人






グアム空港にはあと少しで到着する。

さっきから頭がクラクラとするのは、
機長がペーパークイズの採点と
飛行機の運転を同時にやっているためだけではない。
グアムに置かれた、悪魔のタラップの妖力によるものだ。




妖怪・タラップさん



このタラップ、すぐれもの。
NTV版ウルトラ視聴者にとってはお馴染みの、アレだ。


衆人環視のもと、
飛行機からずんずん降りてって、
一番下の段を踏んだとき。


その人がペーパーテスト通過者なら、
この世に生まれ落ちてからの
全ての悲しみと喜びを吐き出してくれるような、
ピンポンピンポン!という音がして

てなわけさ。



ペーパーテスト失格者なら、
無機質な都会の無表情な恐怖感から生まれたような、
ブー!という暗く冷たい音がして

となるわけざんす。



ああ、ドキドキクラクラするよ。
ドキドキクラクラ。

周りのみんなもそうだ。プレッシャーがすごい。
機長よりも先に、幾人かが胃の中の物を逆噴射させている。
ヤメテクダサイ、ヤメテクダサイ!



既に敗者になっているはずの、
密航者のび太のくせに長生きださんまでがドキドキしている。
見てごらん。機長に放り出されているよ。
ドキドキ。。。




さあ、みんな、意を決して降りようじゃないか。
ケータイの電源切って。JAVAスクリプトをONにして。
いざ!










降りる順番は地獄機長・和泉野由が
花占いで決めたらしい。

一番手はピンの舞台芸人である、
広島の巨星・アンクシャスさん。

成田空港のタイマン三本勝負で、
健常者さんに負けてしまったけれど、
数十名に及ぶ敗者の中から、
ジャンケンに勝ち上がってここまで来た人だ。


ゆっくり静かにタラップを降りる。
一番下の段に乗る。

・・・



アンクシャスさん


おめでっとー!



一人目の生贄が死の階段を通過したのを見て、
機上に残された52人が、ため息をもらす。


一人目の成功を見て、
自分もそれに続けると自信を得る者。
勝者席がひとつ埋まったことに不安を感じる者。


きっとこれは、
そう。あれだ。

スポーツマンナンバーワン決定戦で、
ケインコスギがモンスターボックス18段を飛んだ時の、
ネクストジャンパーの照英の気持ちと一緒なのだ。



理解しなくてよい気持ちをひとつ理解して、
僕らはまたひとつ大人になった。








13段のモンスタータラップには、
その後も次々と挑戦者が吸い寄せられている。


強面グラサン野郎・けるべろさんが華麗に通過、
寄せ書きさん、のり(ゆ)さんが通過・・・


そして、遂に一人目の失格者が。。。
予選の第三問目で華麗なTOP当選を果たした、
ムードメーカーなわけあり半濁音仮面・コッペパポプさんだ。
・・・ざんねん。






東京直行という無駄に大きいステッカーを、
地獄機長によって頭に貼られている。

機上に残った者の心に、
熱い物がまたこみ上げてきている。


機長、ヤメテクダサイ。




そんな暗いムードの中、
次に呼ばれたのはchairshopさん。

街の小粋な家具職人さんかと思いきや、
機内成績総合一位で楽しいグアム行き!
小粋なボケ職人さんだったんですね!
お見それいたしました!










その後もみんなどんどん続く。
ダメだった人もいる。
大丈夫だった人もいる。


リゾートさんはまだ吐き足りないらしい。
いぶくろさんは全然大丈夫らしい。
良い悪者さんは牛丼を反芻してるらしい。


そしていい人・いちごスパさんが、
逆立ちでタラップに登場!
ここは筋肉番付じゃないよ!
この人も照英気分バリバリだよ!
ちゃっきりと通過してるし!


続いて平楽さんが
ブーブーゲートのモノマネしながら登場!
一発芸合戦かよ!落ち着けよみんな!

落ち着けよ。
な?





ライニングヘッド

「あー、あれがリアス式海岸かぁ」

虎丸球児
「ナイスグアム」

イマイチ
「負ける気が利く。」

綾辻
「”家計が火の車”と”マッチ売りの少女”を使ったボケが
絶対来ると思ってたのに無かったので、
今後小池栄子の肩書きは「女優」で納得します。渋々ですが」

品川心中
「どしゃ〜〜〜ん!」

健常者
「プロポーズの言葉は「ここがお前の墓場だ」でした。」




ええと、
綾辻さんやイマイチさんを中心に、
皆様落ち着いてくださいな。
このままじゃ地獄機長・和泉野由の思うままですよ。



それに、次は僕の番だしさ。











和泉野由

「続いての挑戦者はガンガ神山さん!
1次予選、2次予選共々憧れのフランスを幻に見て
難問に挑み続けたガンガさん、今回もフr…」

ガンガ神山
翼よどれがパリの灯だ?んー?

和泉野由
「やっぱりだ!この人、キャラでやってない!本気です!」






いつだって本気だぜベイベー!
そして僕はタラップの最後の
ダンッ!と踏みつけたのでした。
(ほんきギャグ)



闇の中に、僕の運命が見える。





ぱっぱっぱっぱらぱぱっぱぱ〜♪








おめでとー、自分!












自分が合格しちゃってからのことは、
よく覚えていない、ってのがホンネです。



Q転直下さんがお名前の通りに飛び降りようとしていたことも、
最後の侍さんがパスポートを持っていなかったことも、
フォーク和尚さんが色々言い訳を用意してタラップを降りたことも、
デルヒテさんがあきらめの境地に達していたことも、
ゆめうつつのままに・・・




気付いたら、全てが決していました。
通過者は、この40人。


たろ、綾辻、テクハネ、けるべろ、のり(ゆ)、ライニング・ヘッド、リゾート、マサムネ(今中)
ガンガ神山、デルヒテ、いぶくろ、いちごスパ(いいひと)、凶器攻撃、田端KORO、
寄せ書き、核、しりきれおたまじゃくし、香り薫る殺人事件、こども銀行頭取
鈴木以外数人、フォーク和尚、ちせり、特名器棒、下半身だけ大谷、プロサルファー・ゴル
平楽、GET−C、品川心中、電撃、歩兵、Masa、chairshop、口几、ドラ息子ドラえもん
モニカ、健常者、Q転直下、最後の侍、男ガール、アンクシャス(ジャンケン王)


僕もまだ残ってますよ〜♪






そんな僕らに、遠く日本から
1.2フィニッシュさんがありがたいひとことを。


「勝手にアメリカでもなんでも行ってしまえ〜!
 お前らは国外追放だ〜!!
今から日本は鎖国だ〜!!!」


ありがとう!ありがとおおおお!





今回は番外・機内ペーパーのデータ編も出しますよ。


次章へ続く。





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