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番 外 編

ROAD to FRANCE
〜アメリカ横断お笑いウルトラクイズ漂流記〜


第23章  第5チェックポイント デスバレー



暑い。とても暑い。


 


ここはデスバレー。


 



 
何度やってもハズレ。
何度やってもハズレ。



数十回リロードして、やっとお題が出てくる。
画像ごと保管する。
リロードを続ける。

 
何度やってもハズレ。
何度やってもハズレ。



数十回リロードして、やっとお題が出てくる。
さっきと同じお題。
泣きながらもう一度リロードする。


何度やってもハズレ。
何度やってもハズレ。

 
 
 
 
因みに、僕は、
エアエッヂという細い電波回線で、
インターネットをしておりました。


こいつがまた、リロードして、
画面が表示されるまでが遅い
とにかく、遅い



本当に何度もリロードしていると、
目の前が砂漠な気分になってくるのです。

とっとり
 
 
ああ、お題。お題。
お題はどこだ。
またハズレ。ハズレ。
お題はどこなんだ。


 


熱病に冒された僕は、
数個のお題を見つけた時点で、
既に正気を失っていました。

 
なんていうか、
時間配分を誤ったのです。

 
 
もう、ネットの繋がる時間は、ずっとリロード。
とにかくリロード。

お題もそれなりに見付かってきたのに、
リロードばっかりしておりました。

 


で。



僕が見つけたお題。

 



イロトリカンリーて。
しかし、ツっこむ余裕は、ナシ。


 
熱病の中、考える僕です。


これは、
ストレートに「混乱しろ」って書いてあったら
それはそれで面白いかなうふふふふふふ


いまさらパルプンテと書かれている
奇妙な呪文が書かれている
ふしぎなおどりの踊り方が描かれている


思いついたボケを砂漠の砂に書いてみる。
ドラクエやったことないんだよなーうふふふふ




これはボツだと思った途端、
いじわるな波が砂の文字を消していった。
あの子に読まれなかったラブレタ・・・違う!

あの子に読まれなかったボケ3つ・・・て、オイ!
なぜ砂漠に波が!何故!



だいぶ脳味噌をやられてしまっている自分。
ここは落ち着いて何かを考えなければ。

 

H.G.ウェルズ「宇宙戦争」の脚本が書かれている。

 
沸騰している脳味噌で思いつけたボケがこれ。



ラジオでこの脚本が放送された時に、
本当の事件だと思って逃げ惑った市民がいたそうだよ。
そんな故事を皆さんが知っていれば、なんとか。

 
 



ボケを作りながらも、リロードを続ける僕。

朝、起きて、リロードしたんじゃ遅いんです。
朝、リロードしてから起きるんです。

 



 
 
 
うーん。
手品でびっくりした経験とか、
あんましないからなあ。うーん。

今だったら、

びっくりして耳が大きくなっちゃった人を見て、
びっくりさせられて耳が大きくなっている人を見た時に、
耳が大きくなっちゃった自分を見た時

なんてボケで
ドッカンドカカン大笑いを取っちゃうのになあうふふふふ。


マギーと紳助




嗚呼、なんか時間軸までおかしくなってるよ。
ええと。


朝起きたら、部屋から、家具と彼女が消えていた。
今でも僕は、タネあかししてくれるのを待っています。

 

うーんうーん。
あんまりボケの方法論とは違うなあ。

「びっくり」の方向をちょっと変えてみようかな。

 

タクシーの運転手さんが手品をしながら、
「お客さんの見たのは、こーんな顔じゃなかったですか?」
そう言って目鼻口のない顔をこちらに向けた時。


ムジナ。
 

うーんうーん。
「手品でびっくりしてるんじゃないじゃん」て、
投票者にツっこんでもらえるかどうかだなあ。
無理かなあ。

 
 
 

タクシーの運転手さんが
「お客さんの見たのは、こーんな顔じゃなかったですか?」
そう言って目鼻口のない顔をこちらに向けながら見せてくれた手品。


 
ちょっと改良してみたけど、
クドくなっちゃったなあ。
大丈夫かなあ。

 
でも、そんなことよりリロードだよ!
リロードリロード!


 
思索の砂漠。


 





うーんうーんうーん。
超高級仕様とかだと使いづらいかな・・・?

カーナビ付き
補助輪付き


ベタだ。ベタだよう。ベタだよう!

てか、ベタっていうのとも、
ちょっと違う気すらするよう。


松葉杖職人の遺作で、重要文化財に指定された

うーん、ダメだ。

何が面白いって言って貰えるのか、
もうわからないよう!


ギプスとセットの「大リーグ養成松葉杖」

 

ああああああ、
なんかもう、こんなのしか出てこないよ!

 
 

リロードリロード。
リロードリロード。

   


 
 
お題4と5と6が出てこない。
でも、お題7を発見した。

水を飲みたい。



そういえば、お題っていくつあるんだろう。

 
リロードリロード。
リロードリロード。

 

お題っていくつあるんだろう。


もしかしたら和泉の奴、
お題4〜6をナシにして、
フェイントしたつもりなんじゃないだろうな!



 
お題7を考えながら、リロードもします。

 




 
こんな辛い戦いの中、
「さわやか」なんて言葉、出せるわけないじゃんかよ!




豆知識になるけどさ、
さわやか」って秋の季語なんだよね。

だから、夏の原稿に「さわやか」って入れると、
間違い原稿になっちゃうのよ。うふふ。


 
ちょっとした現実社会での仕事内容が頭をよぎり、
とにかく、「さわやか」という言葉をどう料理すればよいか、
まったくわからない状態に陥ります。

む。料理

 

さわやか毒蛾のソテー



なんじゃそりゃ。
場合によっては万が一ウけるかもだけど、
それよりも「手抜きボケ」って感じで、
厭票を集めてしまいそうだなあ。


 

ボディスラム → ストンピング → ジャンピングニー → 
ダブルアームさわやかスープレックス → フォール


何を言いたいのかわからないボケだ。
ああ、もう何も考えられない。

 


たるんだ国会にダブルアームさわやかスープレックス!



なんじゃそりゃそりゃ・・・
ああ、もっと考えなきゃ。
もっとリロードしなきゃ。






 
む!
見付からないと思っていた第五問
ここでやっと現れたよ!


ってことは、第四問や第六問も、
ちゃんと用意されているってことなのか!?

時間もないよ!



 



頭も回らないし、時間もない。

うーん。
 
なるべくお題の揚げ足をとる所から考え始める自分。
こういうシンプルなお題になると、
なんていうか、もう、手も足も出ないのです。





ああ、ダメだ。ダメだ。
何も思いつかない。


パーマ失敗率世界一



我ながら全く面白くない。
ボケでもなんでもない。



ああ、ダメだ。僕はダメなんだ。




普段だったら、
わりと自信のあるボケが生まれて、
過信することもあるんですが、


今回だけは、
どんなに脳味噌を回転させても、
全くもって、ボケが出てこないんです。



他のお題が欲しい!
ほかのお題だったら、天下もとらんばかりの、
談志も泣き出す
BIGボケが出来るにちまいない!



他のお題!
見つけなきゃ!
お題はトモダチ!
暑くない!



リロードリロード、
リロードリロード、

 
リロードリロード、

リロードリロード、

 
リロード、、、

 




 
そして、締切時間がやってきました。









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