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番 外 編

ROAD to FRANCE
〜アメリカ横断お笑いウルトラクイズ漂流記〜


第二章  予選第一問開始!




『ニューヨークの自由の女神は長年、あの場所に立っているが、
いつも悩んでいることがある。その彼女の悩みとは何?』

 

参加者269人が、このお題によって200人に絞られるという。
つまりは、上位80%に残らねばならないのである。


さて。
僕は計算をはじめた。
 

269人の参加登録者がいる。
何だかんだで、投稿してくるのは250人ほどであろう。
 

投票形式はどうなるのか。
250個のボケが投票フォームに並んだとして。
「面白かったものを3個まで」という方式はありえない。
単純に「面白ければ無制限にチェックせよ」となるはずだ。
 

そして、投票者は250のボケを審査する。
これはつまり、そのボケが面白いかどうかではなく、
そのボケが「アリなのかナシなのか」。
自然とその二者択一を流れ作業的に行うことになるはずだ。
 

たったの3時間でこれだけのことが容易に予想出来た。
自分の才能にニヤリとしてみる。
急に周りの視線が怖くなり、素に戻る。

気を取り直し、戦略を練る。
 

・かぶりそうな発想は捨てる
・考え落ち及び長文ボケも捨てる
・他のボケに埋もれないボケを作る

 

これら3つの条件を鑑みつつ、
僕の作ったボケは「ベタ+α」というべきものだ。
 

「動けない」だけのボケだったらアウトだろう。
しかし、誰もが「動けない」は一度考えるだろう。

逆に、
「動けない」という導入部を8割の人は共有するはずなので、
ここは上手な方向へ一歩進んだ奴の勝ちだ。
 

『あああああ!本当はもっとかっこいいポーズ知ってるのに!!』

こう書いて、送信。
 

動けないということから転じて、
現時点での自分のポーズがそれなりにかっこいいと思ってしまっている点。
かっこいいポーズをしたがってしまっているという点。
セリフに落とし込むことで、簡潔にそれが表現出来たと思っている。
 

手前味噌にも程があるが、後にも先にも、
「ウルトラ」に於いて納得の行ったボケは、これだけだ。
 

これなら絶対に、落ちない。
結果発表を待つことにする。




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